エアセルマットを支える検査機器のご紹介

高い品質を誇り、お客様からのご評価も頂戴しております、和泉の気泡緩衝材エアセルマット。
今回は、エアセルマットの品質を支える、弊社の検査機器をご紹介しましょう。

ところで、プチプチ、エアキャップなどとも呼ばれる気泡緩衝材に求められるものとは、なんでしょうか。

まず第一は、梱包対象に対する保護性能(緩衝性能)となります。
気泡緩衝材のシートが破れる、もしくはつぶつぶの気泡が破けてしまっては、皆さまの大事な商品を守ることができません。

また、弊社では気泡緩衝材エアセルマットの透明度にもこだわっています。
梱包された商品が、美しく見えるようにするためには、透明度は必要ですね。また、せっかく梱包した気泡緩衝材を外さずとも、中身が確認できれば、仕分けや商品検査の時など、お客さまにとってもメリットは多くなります。

さらに、最近では気泡緩衝材に求められる機能も増えてきています。
代表的なものは、帯電防止機能。
帯電することで、梱包対象となる商品の性能を損なう可能性のあるもの、例えば電子部品やプリント基板などは、帯電防止機能のある梱包資材が必要となります。気泡緩衝材に限らず、帯電防止機能をうたうものは世の中にたくさんありますが、わたくしどもは対応するエアセルマットの帯電防止性能を検査することにより、常にお客様に安定して使っていただける品質をご提供しています。


和泉では、気泡緩衝材エアセルマットの品質検査として、以下の五項目の検査を行っております。

摩擦係数検査

検査機名:スリップテスター

エアセルマットの摩擦係数(滑りやすさ)を測定する検査です。
エアセルマットを治具にセットし、傾斜板の上に置きます。
傾斜板の角度を上げて行き滑り始めた時の角度から摩擦係数を求められます。


引裂き度検査

検査機名:エルメンドルフ形引裂度検査機

エアセルマットの引裂き強度を測定する検査です。
検査機に、切込みを入れたエアセルマットをセットし、振り子の勢いでエアセルマットを引き裂きます。
引き裂くために必要な力が求められます。


衝撃 穴あけ強さ検査

検査機名:フィルムインパクトテスター

エアセルマットの破れ強さを測定する検査です。
検査機にエアセルマットをセットし、振り子の先の衝撃球で、エアセルマットを突き破ります。
エアセルマットを破るため、穴を開けるために必要な力が求められます。


透過率検査

検査機名:ヘイズコンピューター

エアセルマットの透明性を測定する検査です。
本検査機は、ヘイズ値を検査するための測定器です。ヘイズ値とは、全光線透過率に対する拡散透過率の割合を指し、ガラスやフィルムなどの透明な物質などの場合、その透明度を測ることができます。
検査機にエアセルマットをセットし、光を透過させ、ヘイズ値を測定することで、透明度が求められます。


表面固定抵抗値検査

検査機名:超絶縁計

エアセルマットの表面固有抵抗値を測定する検査です。
試験機にエアセルマットをセットし、規定の電圧を掛けることで表面固有抵抗値を測定します。
帯電防止アイテムにおける表面固有抵抗値が求められます。


株式会社和泉は、「”ほんもの”を追求する会社」です。
製品品質に対するこだわりこそが、弊社と、気泡緩衝材エアセルマットの特徴でもあります。

「気泡緩衝材の品質って、どこで判断すればいいの?」

気泡緩衝材の原料はポリエチレンです。
一口にポリエチレンと言っても、その種類は様々であり、和泉のエアセルマットでは、複数の種類をブレンドして製造しております。また、用途やお客様のご要望にお応えし、添加剤を加えることによる「機能改善」を行った製品もご提供しております。

エアセルマットの品質は、原料や添加剤の配合だけでなく、製造過程(温度やラインスピードなど)によっても変化が生じます。

和泉の品質管理部は、今回ご紹介した検査機器などを用いて、ほんものを追求する気泡緩衝材エアセルマットの製品品質を守っているのです。

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