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エコツアー３日目は、
選挙最高裁判所と教育省と社会援助機構の３箇所の訪問でした。
コスタリカは「三権分立」の他に「選挙」が独立した権利ですので、
これを守るために選挙最高裁判所があります。
選挙権は最も重要な権利だから、それを守るために、
選挙に関するもの（戸籍、身分証明書、選挙権、選管、投開票、
公職選挙法、選挙違反など）すべての管理がここで行われます。
こうすることで「選挙は他の三権から独立」が保証されている。
選挙の大切さを学校で教え、その実習や参加もする。
投票率は６０～８０％。

教育省（文部省）は、日本の受験教育、偏差値教育と大きく違う。
５歳半からの１０年間の義務教育によって、
日本の子どもたちとは正反対のこと、
自立、自発、多様性を養えるようになっている。

社会援助機構は貧困者の自立支援をする部門で、
貧困層にお金を与えるだけではなく、貧困の解決にお金を使い
この４０年で貧困率が５０％から２０％に改善した。
現在３００億円の予算で２０万世帯の生活支援をしている。

私たちの「平和とは」の質問に対して、
選挙裁判所の担当者は
「平和とは民主主義であり、社会制度以上に日々の生き方の積み重ねです」
教育省の担当者は
「争いが起こった時、問題を解決する力、
　つまり話し合いと受容と寛大な心を養うことです」
期せずして『地球村』の基本と同じであったので、
みんなは思わず感動の声を上げ拍手した。

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